眺望が拡がる家
拡がる壁・天井を持つLDK
玄関からLDKにアクセスすると、正面のガラス越しに眺望が拡がります。
写真では傾斜具合は分かりにくいのですが・・・
天井高さは 手前2.45mからガラス際3.35m まで拡がりながら傾いています。
ガラス越しの景色
ガラスの向こうにはウッドデッキがあり、その向こうには眺望が拡がっています。
左右の隣地からの視線に対しては、全面ロールスクリーンを降ろすことで対処しています。日中はフルオープンとし、暗くなってからはロールスクリーンを降ろしておく想定です。
ウッドデッキからの景色
ガラスの外に出ると、広いウッドデッキスペースがあります。
ウッドデッキスペースは、傾斜地の高低差を活かして2段に分けています。低い方にはトランポリンを置く計画です。
写真には手摺が付いていませんが、安心してください、撮影後に設置しています!
LDKのアクセントとなる軽やかな階段
2階へ上がる階段は、まずはこのストリップ階段を通り、中2階のギャラリースペースへと至ります。
階段をストリップタイプとすることで、視線の抜けを生じさせ、邪魔することなくLDK空間に一体化させています。階段手摺も同様に最小限のものとしています。
ホワイトで統一されたLDK吹抜スペースの中において、あえて階段の色はブラックとすることで、オブジェとしての存在感もある程度持たせています。
半分隠れて、半分見えるキッチン
キッチンはアイランドタイプを採用しています。
LDKの中の一部に「あなぐら」をつくり、雑然としがちなキッチン収納関係は全て「あなぐら」の中に納めています。
キッチン本体(トーヨーキッチン)は、半分を「あなぐら」の中に、もう半分は吹抜空間に顔を出しています。
調理作業をしながら眺望も満喫できること
意匠性の高い製品をインテリアデザインとして利用すること
レンジフードは「あなぐら」の中で処理すること
などの意図をもってレイアウトしています。
「あなぐら」の中のリビング
テレビ、ソファなどのリビング機能も、別の「あなぐら」の中に設けています。
キッチンと同様に「あなぐら」の天井高さは意図的に低めに設定しています。低い「あなぐら」で過ごすことで、LDK吹抜の天井高さがより広がりを持って感じられることを考慮しています。
外観デザイン
傾斜地の高いエリアに建物を据えることで、眺望を獲得すると共に工事費の縮減も図っています。
そのため道路際まで建物を寄せて計画することとしました。
防犯性やプライバシーの観点から、道路側には窓、玄関ドアを設けていません。もちろん、意匠性も考慮しての結果です。
クライアントは白と黒のコントラストのある色使いがお好きとのことだったので、内外共、白と黒を意識してデザインしました。
表情に変化のある黒ガルバリウム
黒のガルバリウム壁は、複数の葺き方を検討した結果、幅広の一文字横葺きを採用することにしました。
ガルバリウム鋼板は黒系の中でもいくつか種類があるので、ベースの黒以外に、部分的にさりげないアクセントとして別の黒を使っています。
やり過ぎるとくどくなるので、光の反射の状況により、見えたり見なかったりする程度に抑えています。
傾斜地ならではの眺望をスクリーンとして取り込んでいます
傾斜地の中でも、高い方のエリアに建物をレイアウトすることで、より拡がりのある眺望を獲得できるよう意図しました。
LDKを二等辺三角形状とし、長辺の面を全面ガラス張りとすることで、より拡がりのある眺望を堪能できるようプランニングしています。
天井面にも傾斜を設け、ガラス面側を高くすることで、より拡がりのある眺望を感じ取れるよう計画しています。
玄関を通り、二等辺三角形の「頂角」からLDKにアクセスする動線計画とすることで、扉を開けた瞬間に、左右の壁、そして天井が拡がっていき、目の前のガラス全面に眺望が拡がるよう演出しています。