東浦町の 『ワンフロアLDKの家』 の外壁足場がとれました。
ファサード側の外壁は、屋根のガルバリウム鋼板タテハゼ葺きを、そのまま外壁材として連続させています。
ファサード面は北向きなので、採光を期待せず、ガルバリウム鋼板以外のものが何も無いシンプルな顔をつくることを優先しました。
屋根と壁のハゼの位置を合わせて、屋根端部と壁上部が繋がっている感じを演出するためのおさまりを検討しました。
屋根面です。
内部は石膏ボード張りの工程が終わり、内装仕上に入っていきます。
その前に、トイレのペーパーホルダー、洗面のタオルリング、脱衣のバスタオル掛けのバー、物干し金物など、細かい器具の取付位置を現地にてクライアントにご確認いただきました。
施工サイドに、石膏ボード面にテープで印を付けていただき、一つ一つの位置・高さの確認を行いました。
スイッチ・コンセント類と同様に、ちょっとした位置の違いで使いやすさに影響が出てしまうので、クライアントに実際の位置を、現場で体感していただくようにしています。
例えば洗面台のタオルリングは、洗面ボウルから離れすぎると、濡れた手がタオルに辿り着くまでに、床に水をポタポタ落としてしまいます。一方で洗面ボウルに近すぎると、タオルを掛けたときにタオルが洗面台に触れてしまい、見た目が残念なことになってしまいます。
ちょっとしたことですが、細心の注意を払って最終決定していきます。
階段と階段上部の落下防止柵ができあがりました。
2階はワンフロアLDKなので、階段が区画されることなくLDKに繋がっています。
この後、階段の補助手摺を設置しますが、手に触れるものなので、既製品ではなく、木材を削りだしてオリジナルで製作します。
いよいよ工事は最終工程に入っていきます。
出来上がりが楽しみです。