名古屋市天白区『眺望が拡がる家』が上棟を迎えました!
これまでの当事務所の実績の中においては、比較的複雑な構成のフレームなので、何度も何度もプレカット図のやり取りを重ねました。
そして迎えた建て方の日、職人さん方が部材を着々と組み上げてくださっています。
広さの感覚
長い設計期間中、図面でしか見ていなかった各部屋の広さを、基礎をつくる段階になってようやく、足元の基礎の立上りの区画により、2次元としてですが、ある程度感じることができるようになります。
ほとんどの場合クライアントは、この時点で
「なんだか狭い感じがする・・・」
と淋し気な感想を述べられます(>_<)
その後迎えた建て方の後、柱や梁により、部屋の広さを立体的に感じることができるようになると、
「思ったより広いですね!」
と明るい表情になられます(^^)
不思議なもので、この感覚は多くの方が共通に持っているみたいです。
おそらく私たち設計者は、基礎の状態であっても、建て方の状態であっても、仕上後の状態であっても、空間の広さの感覚は普遍的なものとして認識しているので、同じヴォリュームの中において、狭い広いという感覚の変化を感じることはあまりないのではないでしょうか。
学生の時は現場を見る機会がなかったので、就職してから培った能力だと思われます。
知らず知らずに ”プロフェッショナル” としてのスキルが磨かれているのかな、と独り言ちています。。。