3か所の崖がある土地
四日市市内の『難あり物件:崖地』のご相談をいただきました。
敷地の内外に崖が3か所あり、それぞれについてチェックを行わなければならない難あり上級物件でした。...燃えます!
前面道路側に高さ3.25mの崖Ⅰが、敷地内に緩やかな傾斜の崖Ⅱが、そして裏の遊歩道側に高さ10mを超える崖Ⅲが。
なかなかの難ありっぷりです。
崖Ⅰ
新築する場合、この崖に対してはがけ条例に従って、水平距離の離隔をする必要がありそうです。
崖Ⅱ
こちらの崖?傾斜?については、その角度が焦点となります。
傾斜角度が30°を超えるかどうかが大きな分かれ道となり、もし30°を超えていると、建てることのできるエリアが限定されて、計画に著しく影響を及ぼします。
崖Ⅲ
敷地外のこのものものしい擁壁は、しっかりとした構造で作られており、開発許可の降りている擁壁だったので、計画には支障ありませんでした。助かりました...
売却するために
本件は、難あり物件の土地の売却を第一目的として、ご相談を受けました。当事務所は不動産業も営んでいるので、まずは土地売却の不動産仲介者として介入させていただきます。
少しでも土地の価値を上げるため、宅建取引士としてだけではなく、建築士としての知識と経験を活かし、買い手に興味をもってもらえるような提案をしていきます
本敷地は高台にあり、とても眺めのよい立地で、これだけでもかなり魅力的です。その上、裏に遊歩道があり、そこからの眺めもまた格別です。
このようなロケーションの持つ様々なメリットを、もっともっと積極的にアピールしていきたいと思います。
遊歩道からの眺め