新しい住まい方、都市での活動からその使い方までを含めた建築の提案を行うコンペに参加しました。
” 営みを表す家 ” コンセプト
価値観の多様化が進む中、住宅は住まい手の価値を表すことなく、さまざまな別の要因によってつくりだされています。
nLDKタイプに代表される安易な面積配分から脱却して、もっと個性的に空間を構成し、住まい手の価値観を視覚化する家 ニューハウス を提案しました。
営まれる生活行為を統合・分節してそれぞれを1空間とし「頻度」「利用時間」「思いの強さ」を『床高さ』『広さ』『天井高さ』に対応させます。
「頻度」 → 『床高さ』
「利用時間」 → 『広さ』
「思いの強さ」 → 『天井高さ』
住まい手の個性を反映するように空を浮かび上がらせ、各戸独特の外観をつくりだします。
敷地の周囲に歩行スペースを確保し、かつ空間の隙間を通り抜け可能な路地とすることで、屋内に入ることなく、外と内から住まい手の個性を感じ取ることができます。
ひとたび屋内に足を踏み入れると、住まい手の価値観を表したその空間の特異さを、より肌で感じ取ることができます。
この ニューハウス で街が構成されたとき、敷地から敷地へ渡り歩き、好みの価値観を表出する住宅と住まい手に巡り会うことができます。