名古屋市内のハイグレードマンションのリフォームプロジェクトです。
『シンプルモダンとしたいが、冷たくなりすぎないように質感のある素材も採用していく』というお題をいただきました。
メインコンセプト ” 版重奏 ”
複数枚の【版】と【面】が織りなす直線の美しさと、生み出される陰影の奥深さを内装デザインのメインコンセプトとするよう計画しました。
【天然石】と【金属】の質感の異なる【版】を使い分け、各々の素材が醸し出す存在感と両者のコントラストを生活空間のアクセントとして導入します。
壁、床、天井などの空間を構成する基本的な【面】に【版】を重ね合わせ、また【版】と【版】を重ね合わせ、隙間=陰影を創出します。
陰影は空間に奥行きと深みを与えると共に、間接照明が効果を発揮する最適な場所となります。
隙間によって創り出される【陰影】と【光明】は、適度なゆらぎによって、継続されていく「平穏な暮らし」を飽きることなく送るためのここちよい振幅を提供します。