こんにちは、スタッフの山中です。
冬季休暇中に訪れた、
新居千秋都市建築設計が設計した、
愛知県小牧市にある「小牧市中央図書館」についてご紹介いたします。
外観は、階段状のボリュームとなっており、市シンボルの小牧山をイメージし設計されたとのことです。
階段状を生かし上階はテラスが設けられていました。
テラス部分で読書できるよう閲覧席が設けられていましたが、本を屋外で読むという習慣がない為なのか、利用者は少ない印象でした。
図書館の用途上、屋外利用を図るのは、難しいのかもしれないです。
外装は帯状コンクリ―トの垂れ壁とそれを支える柱のスケール感が良く、ECPパネルのホワイトと、透明ガラスサッシの軽やかさにより、うまく調和されていました。
特に、エントランスサッシ枠の、高さをばらつかせたデザインはお気に入りです。
内部は4層の吹抜け空間が広がっております。
散策すると様々な角度からの視線の抜けがあり、本を探す楽しさだけでなく、読む場所を探す楽しさも味わえる建築でした。
それぞれの階にコンセプトが設けられ、上階に行くほど、明から暗、動から静へとだんだん落ち着いたゾーニングとなっています。
館内は様々な空間があり、飲食スペースや個人ブース等、他の図書館にはない空間があり、年齢問わず長時間滞在できる環境となってました。
休日の際は、皆さんも立ち寄ってほしい建築の一つです。