こんにちは、スタッフの山中です。
週末に事務所スタッフ3名で建築旅にいってきました。
中でも印象的だった、内藤廣氏設計「安曇野ちひろ美術館」についてご紹介します。
建物外部から小屋組、壁面材が続いており、内外への一体性が、美術館へのアプローチのしやすさに繋がっていました。
中へ入ると連続された小屋組がきれいで、ついつい天井を見上げてしまいます。
木材は、地場産のカラマツが使用され、壁は松川村の砂が原材料の珪藻土が使用されているようです。
サッシ上部にコンクリートの内部庇がはりめぐらされ、天井小屋組部分との素材感、スケール間の対比がとても美しいです。
サッシは天井までガラスとすることで、外部環境を空間へ取り込むようにデザインされてました。
建築だけでなく、中村好文氏によりデザインされた家具もありました。中でも写真にある「ララバイ」という椅子がお気に入りです。
お母さんが子供と一緒に絵本を読むイメージでつくられたそうです。背もたれの曲線がとてもかわいいですね。
家具もまた、空間の雰囲気を作る上で重要な要素だと、改めて実感しました。
皆さんも長野県へ訪れる際は、立ち寄ってほしい建築の一つです。