こんにちは、スタッフの山中です。
今回は静岡県富士宮市にある、板茂氏設計富士山世界遺産センターのご紹介です。
世界遺産センターは、木格子を逆円錐上に組み、外周をガラスのカーテンウォールで囲う逆さ富士形建築。構造は5階建て鉄骨構造です。
張り出された陸屋根とガラスのカーテンウォールにより建物全体がまとまりがある印象でした。
展示棟逆さ富士内部は、1階から5階まで螺旋状のスロープでつながっており、最上階まで上ると展望ホールのピクチャーウィンドウによって切り出された富士山を見ることが出来ます。
内外共に特徴的な木格子は富士ひのきが使われ、約8000ピースのプレカットされた120角の角材を現場でパズルのように組み込んでいったそうです。現場の大変さを想像してしまいました。
天候に恵まれると、敷地水盤に映し出された富士山の自然美と世界遺産センターの人工美の対比がみられるみたいです。この日はあいにくの天候で富士山が全くみえなかったので、また訪れたいですね。みなさんも晴れの日の富士宮市に立ち寄られた際は立ち寄ってみてはいかがでしょうか。