西洋建築の歴史シリーズ(ローマ建築編4) - 建築スタジオブログ一覧 - 名古屋市の住宅設計事務所 江川竜之建築スタジオ

西洋建築の歴史シリーズ(ローマ建築編4)

スタッフの海老です。

今回はローマ建築のオーダーについて説明したいと思います。

ギリシャ建築では、柱や梁構造の美学として使用されていたオーダーですが、ローマ建築ではアーチ構造の壁に装飾として貼付ました。

ローマ建築のオーダーは、ギリシャから受け継いだドリス式、イオニア式、コリント式に、新たにトスカナ式とコンポジット式が加わりました。

トスカナ式は、ドリス式の溝彫りを無くした見た目をしており、コンポジット式は、コリント式のアカンサスの葉にイオニア式の渦巻きを四方に加えた形態をしています。

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上の写真は、パンテオン内部のコンポジット式のオーダーの写真です。

以後、これらのオーダーは、古典建築で大いに用いられるようになります。

 

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