物件no.15001 傾斜地 名古屋市瑞穂区日向町
『 難あり物件.com 』では、傾斜地などの土地の ”難” を ”個性” と捉えて、趣味人のための唯一無二の住まいとして積極的に利用するようデザイン提案をしています。
今回は「傾斜地」の高低差を逆手にとり、クライミングを趣味としている方のための『ボルダリングハウス』を紹介します。
クライミングブーム
クライミングの国内競技人口は50万人を超えるとも言われています。700万人を超える野球やサッカー、1000万人を超える水泳やゴルフに比べるとメジャーとまでは言えませんが、ラグビー12万人などより多いことには驚きます。(私もラガーマンでしたが・・・)
昨年、2020の東京オリンピックの追加競技として「スポーツクライミング」がIOCに提案されました。今年8月に行われるリオデジャネイロでのIOC総会で承認されれば、晴れて東京オリンピックの正式な競技となるということもあり、競技人口はますます増加するものと思われます。
ちなみにオリンピック種目は、ボルダリング・リード・スピード複合男女とのこと。
クライミングとボルダリングの違いって?
最近「クライミング」という名称と「ボルダリング」という名称の2種類を聞いたり、見かけたりするようになりました。
皆さん、この違いって分かりますか?
「クライミング」とは「フリークライミング」の略称で、「ボルダリング」はこの「フリークライミング」のための訓練の一種類がスポーツ化したものらしいです。
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「フリークライミング」とは、ロープや安全ベルトを使い自然または人口の岩壁を登るスポーツで、人口の支点は用いません。
「ボルダリング」とは boulder = 丸くなった大石 という単語があり、この大石を登ることをboulderingと呼ぶことから名付けられたようです。ロープや安全ベルトを使用せずに、飛び降りることのできる低い岩壁を登るスポーツとのこと。
道具が少なくても始められるので、普及しやすいようです。
最近では、自宅にホールド(写真のカラフルな掴み手)を設けて、プライベートスペースで楽しむ方も増えてきています。
名古屋市瑞穂区の傾斜地
今回、瑞穂区の傾斜地のおいて、傾斜地ならではの高低差を活用して「クライミング」「ボルダリング」を楽しむことのできる家を提案します。
場所は 名古屋市瑞穂区日向町3丁目24番17号
広さは 220,15㎡/66.59坪
お値段は 3,780万円(税込) の土地です。
東西2方向が道路に面しており、西側の半分強が平地で、残りが傾斜地になっています。西側が高く、東側に下がっています。
道路から見上げた写真です。
かなりの高低差があることが分かります。
下の道路まで降りる階段が付いています。
敷地からの景色です。1階の高さでこの広がりなので、2階からだともっと遠くまで見渡せることでしょう。
ボルダリングハウス
この敷地に「クライミング」「ボルダリング」が楽しめる家を計画します。
傾斜部分に基礎兼用のコンクリートよう壁を設け、低い位置に平場のプライベートガーデンをつくり出します。
コンクリート壁にホールドを設置して「クライミングウォール」をつくります。
これで、プライベートガーデンから「ボルダリング」が楽しめるようになります。建物が迫り出しているので、ちょっとした雨の日なら濡れずに利用できます。
低い位置のプライベートガーデンを、室内から視覚的に観賞できるよう、1階には斜め下が見える窓を設けています。
最大の特長は、クライミングしながら屋外から屋内に入ることができ、1階、2階とそのまま登っていくことができることです!
最大で10mの高さのクライミングウォールとなります。
専用施設並みの高低差を楽しむことができます。
平面図と断面図
傾斜地 × クライミング
平坦地では、なかなか高低差10mのクライミングウォールをつくることは困難です。もちろん費用をかければ可能ですが、傾斜地や段差地であれば、平場をつくるための基礎兼よう壁をそのままクライミングウォールとすることができます。
もちろん、基礎兼よう壁をつくる費用がかかりますが、傾斜地などの物件は一般的には売れにくいためため、周辺の地価より安価に設定されています。
本敷地のある瑞穂区日向町エリアは、平坦地であれば坪単価80万円がざらですが、この物件は坪単価が57万円と23万円も安価に設定されています。敷地全体での差額は1500万円以上にもなります。
基礎兼よう壁にかかる費用は1500万円でおつりが来るので、高低差を前向きに活用していくことで、周辺の平坦地に比べても、無駄な支出とならない計画と言えるのではないかと思います。
趣味人 × 難あり物件.com
『難あり物件.com』では、趣味が好きすぎて生活の中まで持ち込みたい!と思っている人々を 趣味人と呼んでいます。
「クライミング」や「ボルダリング」のように、物理的な”スペース”や”高低差”などが必要とされる趣味を生活空間内に設けることは一筋縄ではいきません。
傾斜地・段差地 → 平坦地が少なくて使い勝手が悪い
という一般的な住宅用地としてはデメリットが多いと扱われる土地を、発想の転換を行うことで
「クライミング・ボルダリング」の趣味人にとっては、最適な土地
傾斜地・段差地 → 高低差を活用してクライミングウォールとする
と考えることで、敢えて平坦地ではなく傾斜地・段差地を選択することをお薦めしています!
周辺の平坦地と比べて地価が安い、ということもお薦めする理由の一つです。
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